中川矯正歯科クリニック

お口のトレーニング Oral Training

老化に逆らうことのできる筋組織

阿部伸一(東京歯科大学教授)著

「口が元気なら、わかい!ぼけない!

口腔からウェルエイジング」より引用

ヒトの体の多くの部位の老化は、20歳前後に成長が終わるとすぐに始まることが知られています。スマイル、咀嚼、嚥下にとって重要な頭頚部の筋群も、あまり運動しないと筋繊維一本一本についた運動神経の多くは、一つの筋肉の中で一部の筋繊維しか活動しないように抑えられ休んでしまいます。しかし、成熟後も老化とは逆行するように骨格筋は成長することができます。

お口のトレーニングでの効力・恩恵

Chapter4で解説したトレーニングを行うと、より多くの運動神経が筋繊維を動かすために眠りから覚めていきます。
すなわち筋肉の稼働率を上げていくのです。体の筋肉であれば次に筋肉が肥大していくのですが、表情筋、軟口蓋、咽頭などの筋は、四肢筋とは少し性質が異なるため「筋肉がもりもり」発達することはありません。しかし、元気に活性化された筋繊維からは成長因子など多くの「若返り物質」が作られます。

たとえば表情筋や広頚筋は皮膚のすぐ下に位置していることはもう理解していただけたと思います。この筋群が元気になって「若返り物質」を周囲に放出したらどうなりますか?そうです!皮膚も“つるつる”で“みずみずしく”なる可能性があるのです。

お口のトレーニングでの効力・恩恵

Chapter3で、ウェルエイジングのためには「正しい姿勢。正しく噛む。正しく飲む。」ことが重要であることをお話ししました。Chapter4ではもう一歩進んで、若々しくあるための、そして口腔の機能を高めるためのエクササイズの効用について解説しました。そして、そのためには体操の方法だけ覚えるだけでは不十分です。頭頚部の筋肉を知り、そのエクササイズの意味を理解しましょう。

中川矯正歯科クリニックでは正しいトレーニングを指導いたします。

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